4時間透析者は、食事制限や運動不足などによってサルコペニア(筋肉量が減少して筋力や身体機能が低下している状態)になる傾向が強いです。
一方、長時間透析では、自由食によって栄養価の高い食事がとれて体力の衰えも少なくなるため、体重や筋肉量の減少を緩和でき、透析に伴うサルコペニアが発症しにくくなります。また、長時間透析者は透析後もふらつくことがなく、しっかりとした足取りでご帰宅されております。
透析後もしっかりとした足取りでご帰宅できます(イラストは一例でありイメージとなります)
長時間透析者Cさんのエピソード
4時間透析を行なっている時、厳しい食事制限による精神力・体力の低下が強く80キロあった体重が60キロまで下がり、筋肉が減ったせいか健康時と比べると歩行することでさえも疲れてしまう状態でした。自由食に変えてからは外食にも行けるようになり、お寿司やお肉、ハンバーグを楽しめるようになりました。体力も回復し、今では透析以外の日は1日2キロ散歩しています。